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山西 毅; 瀬下 和芳; 北見 俊幸; 成瀬 日出夫; 丹 左京*
日本緑化工学会誌, 30(1), p.227 - 230, 2004/08
日本原子力研究所東海研究所における大強度陽子加速器施設(J-PARC)建設にあたっては、大規模な松林の伐採が行われるが、その復旧植栽の一手法として高次団粒方式によるクロマツ種子の吹き付けを試みており、構内において実施している植栽試験について紹介する。
竹下 英文; Pham, T. L. H.*; 吉井 文男; 久米 民和
食品照射, 35(1-2), p.59 - 63, 2000/09
植物の生育を促進することは、食糧を増産する技術に繋がる。このような期待される方法の一つとして、放射線照射が試みられている。しかし、発芽率の増大や生育促進効果があるという報告も多数あるが、再現性の点で信頼に欠けるものが多かった。従来、照射には透過力の高い線が用いられているため、刺激効果と同時に損傷が起こり、効果を不明確にしていると考えられる。そこで、植物本来の機能を損なうことなく植物体表面に刺激効果を与えるため、照射深度の調節が可能な低エネルギーの電子線を用いることを試みた。その結果、低エネルギー電子線照射(150-250keV)は、種子(ダイズ、トウモロコシ)の発芽及び生育を促進し、特に根の成長に顕著な効果があることがわかった。また、ダイズ種子に低エネルギー電子線を照射することによって、子葉におけるファイトアレキシンの誘導が促進された。
川合 真紀; 小林 泰彦; 大野 豊; 渡辺 宏; 内宮 博文
JAERI-Review 99-025, TIARA Annual Report 1998, P. 56, 1999/10
細胞が自ら死ぬ能力(プログラム細胞死)は多細胞生物が有する基本的な生命活動の一つである。中でもアポトーシスと称される細胞死現象は、近年、特に注目され盛んに研究が行われている。放射線によって引き起こされるDNAの損傷に対して、細胞は自己修復機構を活性化させるが、修復不可能な傷に対しては自殺機構を起動する。これらは厳密に制御されたシグナル伝達系を介しており、障害による受動的な死とは区別される。植物においてもプログラムされた細胞死は形態形成等に重要な役割を担っているが、詳細は知られていない。今回、われわれはイオンビームを植物細胞に照射することによって、動物のアポトーシスと類似の形態的変化を伴う細胞死が誘引されることを見いだした。人為的に細胞死を誘発するシステムを確立することによって、植物のアポトーシスの機構解明への大きな足がかりになると考えられる。
高谷 保行*; 伊藤 均*
食品照射, 34(1-2), p.23 - 29, 1999/00
近年、海外より雑草種子が侵入し、農畜産業に被害を与えているとの報道がなされている。これらの雑草は繁殖力が強く、中には家畜の死をもたらす有害なものもある。本研究では、外来雑草種子の侵入を水際で防止することを目的として、放射線による外来雑草種子の成長抑制効果について検討した。7種類すべての種子において、1kGyで根毛の正常な成長が阻止されていた。2種の外来雑草種子において1kGyまでは第一葉の発生まで正常な成長が見られたが、それ以上の線量では、子葉の発生はあったが第一葉の発生は認められなかった。そのほかの外来雑草種子においては、1kGy以下の線量で発芽成長の傾向が認められるが、1kGy以上では枯死する傾向が認められた。以上のことから、本研究で用いた外来雑草種子については、1kGyの線量をしきい値として成長抑制がなされ、それ以上の線量では、正常な成長に障害があると考えられる。